真庭なりわい塾 第9期「卒塾式~自分で決める! X年後の豊かさと幸せの基準」

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1月24日(土)〜25日(日)、真庭なりわい塾 第9期の卒塾式が行われました。塾生はそれぞれ「X年後の自分」をテーマに発表を行いました。会場には、お世話になった地域の方々や実行委員、卒塾生も駆けつけました。

はじめに塾長から、「たとえば、10年後、世の中はどうなっているのか、わからない。けれども、確実に言えることは、一人ひとり、年齢を重ね、人生を刻んでいくこと。塾を振り返り、自分はどう変化したのか。これから、どう生きていきたいのか。未来の自分に、語りかけるような気持ちで発表してください」と挨拶がありました。

「農のある暮らしへの憧れから塾に参加した」という女性は、将来に向けて、カフェや小さな宿、さらには寺子屋のようなものも併設する「居場所づくりの種をまきたい」という夢を語りました。
別の男性からは「食に対する危機感から、つくる暮らしをしたいと考えている。祖父の家を改修し、林業プラスαの生活をしたい」という発表がありました。
今の社会に生きづらさを感じていたという塾生からは、「もしかすると、自分が生きている社会は、一直線のイメージで、その中で順調にステップアップしなければならないと考えていたのかもしれない。でも、塾に参加して、複数のナリワイを持つなど、多様な生き方、働き方があることを知って、今の社会の常識に自分が合ってないだけかもしれないと気づいた」と発表しました。

循環型の社会を目指している真庭を選んで、すでに移住したという女性もいます。
地域おこし協力隊になり、空き家を改修。ゲストハウスや古物商など、複数のナリワイをもつための一歩を、すでに踏み出した人もいます。
現在、自分が所属する会社で、農と人をつなぐ、新たな事業提案をしている、という男性もいました
高校の教師で、ぜひ生徒たちを真庭に連れてきたいと、そんな企画を実行に移した女性もいます。
真庭で起業する人たちを対象とした「まにわ創業塾」に参加し、蔵サウナを併設した宿泊施設の開業に向けて動き出している人もいます。

発表の仕方も、それぞれユニーク。
パワーポイントだけではなく、動画でイメージを伝えたり、紙芝居形式で発表したり、お手製のフリップを使いながら対話形式で発表するなど、それぞれに工夫を凝らしました。

一人ひとりの発表にあわせて、塾長からコメントがありました。
「あなたの夢は、場所を決めれば、より具体的になるかもしれない」
「何も言うことはないけれども、規模感とか、人間的な部分が大切かな」
「ゲストハウスは結局、管理人の個性で決まる」
「あれこれ思い悩まずに、動きはじめたほうがいい。そのほうが、前向きになれるんじゃないかな」
塾長の助言には、新たな気づきや視点があり、また、そっと背中を押してくれる優しさがあります。

発表に対しての塾生同士の質疑応答も、活発でした。
「〇〇さんの想いと、自分の考えは、共通しているかもしれない」
「なぜ、そう考えるのか。もう少し知りたい」
「これとこの話は矛盾するようだけれども、どうなのかな・・・」
これまでの半年余り、一緒に過ごし、仲間として過ごしてきたからこそ、率直に伝えられる言葉があります。
お互いを思い合う、そんなやりとりが続きました。

卒塾生で、真庭市北房地区に移住した小林建太さんからは、「これで塾は終わりなるけれども、勝手に(!)なりわい塾2年目を企画したい。里地里山を「共有資源」(コモンズ)」としてみんなで共同管理・活用するコミュニティをつくりませんか。行政とか、誰か任せではなく、関わる人が当事者になる仕組みを育てたい。活動拠点を整えることができると思うので、有志で集まりましょう」といった呼びかけもありました。
また、ぜひ、みんなで集まりましょう!

2日目は、あいにくの雪になりましたが、「神秘スポット巡り」と銘打って、北房地区の史跡や神社を、坂本信広さん(真庭なりわい塾実行委員・副塾長)の案内で巡りながら、地域の景観や文化、歴史を改めて心に刻みました。

最後に、市長からの激励の挨拶があり、つづいて塾長から和紙でつくった卒塾証書が手渡されました。

卒塾証書は、デザインも色も、一人ひとり、微妙に違います。


それぞれが多様でありながら、みんな、ひとつにつながっている。
これからもお互いの夢を励ましいあい、共に歩んでいきましょう。